息子2歳8ヶ月

最近、読んだ本。
「子どもへのまなざし」佐々木正美
児童精神科医である著者の子育てをする親、保育士、幼稚園の先生などへのメッセージ。
先日、息子に絵本をたくさん譲っていただいたときに、この本も一緒に入っていました。
これが、とても良かった!
子どもの精神面の成長の過程がよく分かる。
まずは、親との関係を築き
そして、だんだんと親より友だちになっていく。
そんな成長の過程と、それぞれのステップで親に求められる態度が
優しい語り口調でまとめられています。
特に印象的だったのは、保育園の帰り
こどもが「ママ抱っこ」というと
大抵の場合は親は「歩けるでしょ」と答えてしまう。(わたしも身に覚えがある)
甘やかしてはいけないとかそういう気持ちなんだろうけど、
抱っこばかりしたからといって、いつまでも歩けないなんてことはない。
それよりも、きっとそんなことを言う日は保育園で何かあったとき。(お友達とけんか、先生に怒られたetc)
子どもは歩きたくなくて抱っこと言っているのではなくて、安心感を求めて言っている。
というようなことが書いてあったページ。
もう目から鱗よ。
歩けるのに、抱っこばかりしてちゃダメかなとか思ってた。甘やかして、ワガママになっちゃうかなとか。
でも、これからは、「抱っこ」の時は出来るだけ抱っこしてあげようと誓った。
息子もだいぶ重くなって、長い時間の抱っこはもうできなくなって、
そう思うと、抱っこできる時間なんて
もうあっという間に過ぎていく。
親子関係をどのように築いていくかってこと、これからも、いつも心がけておきたい。
息子もそのうち親より友だちになり、社会の中できっと色々な気持ちを経験するだろうけど、
そのときに、彼の心を支える土台となれるように。