適当抱っこと、母の愛。

少し前に息子を連れて実家に帰ったときのこと

母に「よかったわ、適当に抱っこできるようになったのね~」と言われました。

母曰く、息子が生まれたばかりのころ(実家のお世話になっていたころ)の私は

息子を抱くのも恐る恐る。

力入りまくり、緊張しまくり。

そんなガチガチの私のことを本当に心配してくれていたそうです。

眠くて愚図る息子を抱いて、

「はいはい、眠いのね~~!ねんね、ねんね」

と言いながら、

大人の会話にも加わる余裕が出来た私を見て

冒頭のセリフを言われました。

もちろん、良い意味での「適当」です。

息子が泣くと、どうしよう!どうしよう!と

パニックになってボロボロ泣いていたころの私よりは

成長出来ているのかな。

そう言えば、そんなマタニティーブルー真っ只中だったころ

実家のお世話になってはいましたが、母は仕事があるので

息子と2人きりになる(私にとっては不安で押し潰されるような)時間がありました。

そんな私に母はいつも仕事に出るとき、

「じゃあ行ってくるね。ハルちゃん頑張ってね。大丈夫だからね。」と声をかけ、

息子には「ママ困らせないでね。いいこでね。」と言って出ていました。

今更ながら、そのシーンを思い出して

すごく、愛されてるなと感じたのです。

私が母に。

上手く説明できるか分からないけど、

母は私のことを心配してくれていたんです。

初心者マークの私にお世話される息子のことじゃなくて、

初心者マークをつけて右往左往する私を心配して、見守って、そして支えてくれたんです。

私が、息子に対して、

「あぁ、なんて可愛くて、大切で、そして愛おしんだろう」と思うとき

ふと、私も母にとって、そういう存在だったのだと気付き

感謝と嬉しい気持ちとで目頭が熱くなりました。

つまり、そういう存在だったし、今もかわらずそういう存在なのだと。

だって私は、彼女の娘なのだから。

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