息子2歳0ヶ月
最近、息子が発した言葉ですごく感心したものがありました。
それは、「パパ!読んでくれて!」
絵本を手にパパに読んで欲しいと訴える場面です。
その後も、
読んでくれて
遊んでくれて
やってくれて
と色々な場面で同じ文法を使う息子。
朝、わたしと一緒に起きた時は「電気つけて」or「電気つけてちょーだい」と言えるし
なにかを開けて欲しい時は、「あーけーてー!」と言えるのに何故?と最初は思いましたが
よく観察していると、「読んでくれて、遊んでくれて」などは圧倒的にパパに対して言っている回数が多い。(その後徐々に私に対しても使うようになってきましたが)
これはたぶん…って下記は私の勝手な推測ですが、
パパと息子が何かをしたあとに、2人に対して
私が「パパが絵本読んでくれたの〜よかったね!」
「パパが一緒にやってくれたのね!楽しかったね!」
「パパが遊んでくれたから面白かったね」
と声をかけることがあって、
それは私の中では、息子に対して言っているのと同時に、息子と関わる夫の姿勢に対して感謝や肯定、賞賛の気持ちを含めたものであって(だから夫と息子2人に声が届くように言ってる)
意識して声に出してきたわけですが、
それを聞いた息子が、
「パパが◯◯してくれた」を依頼の文にかえるために最後の母音をeにした結果が「パパ◯◯してくれて」なんだと思うんです。
だから、この文章が生まれたのは
「開けて」「つけて」(依頼)の最後がeの音だと分かっているからこそであり、
パパに対して使う頻度が多かったのは私の声かけをよく聞いて、文章そのものと同時に使う場面や相手を記憶していたからこそ。
生まれた文章は結果として文法的には間違っているわけですが
経験から、文法を編み出すのは小さな子供の言語習得におけるすごい能力だなと思いました。
(そういう意味では第二言語としての英語学習者が間違えてdiscuss aboutとか言っちゃうのも言語習得の過程では仕方ないのか…?それともこれはまた次元の違う間違いなのか?)
やんわりと訂正しなきゃいけないのは分かっているんですが可愛すぎてなかなか…!
徐々に訂正していきます。
現在は完全に私と夫の趣味(?)の息子モノマネシリーズに追加されて、大人2人の会話にもしばしば登場する文法になっています。笑