健康診断~円錐切除術③大学病院へ

平日は仕事なのでここまでの検査通いは全て土曜日。

紹介状を手にした時から、大学病院へは次の土曜日に行こうと心に決めていました。

初めての大学病院。

初診は予約が出来ないため、かなり待つかもと言われていたので覚悟していったのですが

診察開始時間に合わせて朝早く行ったのが良かったのか、単純にラッキーだったのか

思いのほか早く診て頂くことが出来ました。

ビビりまくりだったわたしですが、担当の先生がとても親切に、でも適度に淡々と

説明をしてくださったので冷静に説明を聞くことができました。

・子宮頸部とはどこのことなのか

・ガンの原因はヒトピローマウイルスという極めてポピュラーなウイルスで普通は免疫力で排除できるけど、それが排除出来ず居続けることでガンになること

・中〜高度異形成という私の状態はガンの手前であること(中等度異形成→高等度異形成→上皮内癌→子宮頸がん)

・このまま放って置いてもガンにならないで元に戻る可能性もあること

・でも5年後10年後ガンになる可能性を残すより、今のうちに異形成になっている部分を切ってしまったほうがいいこと

・この手術を受けても妊娠出産が可能なこと

・近年では電気メスで切る範囲をミリ単位で設定できるので 誰が行っても切りすぎることはない、つまり手術したことによる妊娠時の早産などの不安は昔と比べて大きくないということ。( →ただし、これについては妊娠後に私が思っていたほど甘い話ではなかったと知ることになる。詳しくは→妊娠発覚②産婦人科へ

などなど。

こういった説明を受けたことで自分の置かれている状況とか今後のこととかも分かってきて不安が軽減しました。

わたしが受けるのは円錐切除術というもので基本的には日帰りで出来るものです。

(出血が多い場合や、麻酔の醒めが悪い場合は1泊の可能性も)

先生は、質問にも分かりやすく答えてくれて、極めて簡単な手術なので心配はいりませんよ、と安心させてくれました。

そして、2015.12.18に手術をすることに決定。

その後は、手術に備えて血液検査、胸部レントゲン、心電図をとって、私の初めての大きな病院での1日は終わりました。

この日、手術についての説明の中で

「その他の治療の選択肢」という項目がありました。(病院で説明することに決められているものと思われます)

円錐切除術と並んで多いのは「子宮摘出」だそうです。

これは、すでに出産を終えた40代や50代の方が他の婦人科系の病気を防ぐ目的もあって選ぶからとのこと。

先生の言葉は印象的でした。

「40代50代の人に患者さんが多いのは検診を受けるから。若い人はなかなか検診を受けてくれない。

若い人で子宮頸がんになる人が少ないのではなくて、検診を受ける人が少ないから 患者さんの年代が上に見えるだけ」と…。

続きます。

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